おかしなスウェーデン、その1
スウェーデンは広く福祉の国として知られているのでしょう。障害者のためのエレベータなどのような設備はもちろん、子供を持つ親にも有利なことが多いです。
例えば、市営バスの中のベビーカー置き場。スウェーデンのバスに乗るときには、普通の乗客は前のドアから入り、後ろへ進みますが、バスの真ん中のドアから乗ることができるのはベビーカー(や大きい荷物)を持つ人だけです。
これはとても便利なサービスですが、ベビーカーをこのように持って乗る人が多いのにはもうひとつの理由があります。それはバスにベビーカーを持って乗る人は(大人一人まで)無料で乗れるということです。無料にしたというのは、他の乗客に邪魔にならないためか(料金を運転手の所で払う為)、いずれにせよ、交通の流れの妨げにならないためというのが最初の理由だったかもしれないですが、家計費をこのように節約しようと考えている親も少なくないでしょう。さらに、「ベビーカーがあるから無料でバスに乗って遊びに行ける」と思う人もいるかもしれないですね。「あの赤ちゃん、静かだなぁ」と思うと、ベビーカーの中に入っているのはベビーではなくて荷物だけだったという事件もたまにあります・・・
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