スウェーデン人の懐かしくなる好物、リコリッシュ

おかしなスウェーデン、その4
海外に住む日本人にとって、納豆やおそばなどの日本食材は手に入りにくい懐かしい食べ物でしょう。外国に滞在するスウェーデン人も同じように懐かしい食べ物があります。例えば日本には珍しいリコリッシュ(リコリス)。
リコリッシュとは漢方薬にも使われる、漢語で「甘草」という植物のことですが、ヨーロッパの各国ではキャンディーの味として好まれています。ドイツなどの国にも多いですが、特にスウェーデン人には欠かせないお菓子です。まあ、納豆と同じ ように、好きな人がいれば大嫌いな人もいるが、大人のみならず子供たちもみんな、このLakritsを美味しく食べます。スウェーデン人は甘いものに弱く、街のど こに行っても必ず量り売りのキャンディー屋さんがあります。映画館の近くはもちろん、学校のそばにも多いですが、生徒への栄養的な悪い影響は批判されています。スウェーデンでは、歯の治療費は保険が利かないので恐ろしく高額・・・

ラークリスのひも。
Photo: Tomasz Sienicki 
リコリッシュ食文化のない国に滞在するスウェーデン人は、スウェーデンからリコリッシュを大目に持って行くことにしていると思いますが、足りなかったら、家族に送ってもらうしかないですね・・・

見た目は(種類によって)イカ墨のお菓子のような真っ黒なグミっぽいお菓子ですが、味を日本の食べ物にたとえようとしても、なかなか見当がつかないです。日本にはあまり売られていないが、輸入品店で探してみれば、ないとはかぎらないです。ただ、日本人の口には合わないことが多いので、味に覚悟する必要があるかもしれません。かなり辛い種類もあるので、要注意。例えば、激辛のDjungelvrål(直訳で「ジャングルの叫び」はいかがですか。
(スウェーデン語ではLakrits(ラークリス)、英語でLicorice、ドイツ語でLakritzeという風に綴る。リコリッシュは欧米の多くの国に売られています)。

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