Studenten!スウェーデンの卒業式

スウェーデンでは5月、6月は卒業式の時期ですね。一般的な高校・大学卒業式は6月に行われるでしょうが、あらかじめに「帽子かぶり祭り」というのがあります。例えば北欧の一番古い大学(15世紀に設立)ウプサラ大学では、卒業する人と、もう卒業した人が何万人か集まり、学長の合図で白い卒業帽子をかぶり、様々な学生歌を歌います。ちなみにこの帽子は北欧の諸国で使われている貴重な物です。年をとるにつれて、帽子もだんだん黄色っぽくなっていきますが、若きごろを思い出させるこの帽子は絶対捨てません。)

日本語の「青春」の言葉と同じように、やはりスウェーデンでも「春」と「若者」を連想させることが多いです。これをテーマにした学生歌がいくつかあります。
私もウプサラでこのにぎやかな祭りに参加したことがあります。ウプサラの古き中心部のすばらしい雰囲気にのまれ、盛り上がりながら学生歌を歌って、リンネの足跡をたどって街をまわっていました。そのときを、一生忘れないでしょう!
卒業式の「本番」は(当然でしょうが)、学期の終わりに行われて、多くの家族が卒業生を学校の外で迎えます。家族は、卒業生の子供のころの写真を大きな看板に張って、首を長くして生徒たちを待っており、まるでなにかのデモやストライキが行われているかのように集まっていますが、悪い気分がないので笑顔しかみられません。(スウェーデンの高校を卒業するのがそれほど難しくない・・・)迎えてくれた家族と一緒に、植物やバルーンで飾られた車(ベテランが人気)にゆっくりと「最後の学校帰り」。そして、自宅で親戚とのディナーが終わったら、いざ、Studentfest(学生パーティ)へ!人生の夏が待っていまーす。

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