カーテンをかけずにスウェーデン生活

おかしなスウェーデン、その3

面積の狭い日本に住む人にとって、「家と外」という考え方が根強く、プライバシーは生活の大事な点なのでしょう。夕方になると、カーテンを使って自分の住まいを周りか ら隔離しています。しかし、人口の少ないスウェーデンでは、このような「隠し方」は不要みたいです。なぜかというと、スウェーデン人の多くはリビングやキッチンなどの家族の共有の部屋にカーテンを掛けずに生活しているからです。
スウェーデンの街を歩くと、まるでショーウインドーになっているかのように公に見られる住まいが多いですが、スウェーデン人はこれを気にせずに暮らしていて、むしろ自分の住まいに誇りを持っています。さらに、日本とは違って、カーテンをかける人の方が 「疑われる」かもしれない。「あの不透明な幕の後ろに、なにか怪しいことが行われているんじゃないか」と・・・
しかし、スウェーデン人がこのように家の中をオープンにしているからといって、誰でもがじろじろ見ていいというわけではないのは暗黙の了解事項です。

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