Snus - 煙のないスウェーデン風タバコ

おかしなスウェーデン、その5

スウェーデン人は、他のヨーロッパ諸国に比べると喫煙率が低いです。統計によると、女性の喫煙率が男性の喫煙率を上回っています。しかし一概にスウェーデンの喫煙率が低いとは言えないでしょう。なぜなら、スモークのタバコの他に、口に入れるタバコもとても人気があるからです。
このタバコはスヌース(Snus)といいます。上の唇と歯の間に入れるウェットなタバコです。なので噛みたばこではなくて、ニコチンが唇の奥にある敏感な血脈を通して直接体に入るのでかなり効果的だそうです。

ティーパック式のスヌース。Source: Wikipedia
煙が出ないというメリットがあります。そして、統計によると、スウェーデンにおける肺がんの割合は他の国よる低いということもあります。

紅茶の葉にたとえたら、ルーズリーフとティーバックみたいな形になっているスヌース。
スウェーデンのアイスホッケー選手をTVで見る機会があったら、よく観察してみて下 さい。このタバコを試合中でも使っている選手が多いと言われています・・・
スウェーデンがEU加盟国になってからは、スヌースを禁止することが決められましたが、スウェ ーデンは文化的な理由を主張して特別許可を得ることになりました。このため、スヌースはEU内、スウェーデン以外の国々では販売禁止になっています。長期海外滞在するスウェーデン人は、多めに持っていくのでしょう・・・
最近は、スモークのタバコとの健康的な違いでスヌースも注目されています。アメリカなどの国でも、販売されるようになっています。日本でも、インターネット販売があったりしているようですが・・・

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