日本人が経験したスウェーデン、その3.
まりこさんがスウェーデンの色々について書いてくれました。
8月4日から9日間、スエーデンとデンマークを旅行してきました。初めてのヨーロッパ、初めての一人旅でした。6日間をスウェーデンですごしました。行く前はいろいろ不安もありましたが、とっても楽しい旅行になりました。
なにより心配だったのは英語がどのくらい通じるか、ということ。ところが旅行中一番うれしくて、一番印象に残ったのが、スウェーデンでは英語がとてもよく通じて、スウェーデンの方々がとても親切だったということでした。これからスウェーデンに旅行に行こうと思っている方、私のつたない経験ですが、よければ参考にしてくださいね。
ガイドブックにも「英語がよく通じます」と書いてありますが、よくってどの程度だろう、と不安になりますよね。9ヵ月前から留学している知人が、「高校で習った英語で大丈夫、とてもよく通じる」とメールをくれたのを信じて、トラベル英会話の本をひととおり眺めた程度で出発しました。
一応現地の言葉も少しはわからなくっちゃ、とスウェーデン語のテープをちょっとだけ聞いて、Hej( ヘイ、こんにちは)とTack(タッキ、ありがとう)と、inte(インテ、英語のnot) だけを頭に入れて行きました。(ほかにも基本会話はありますが、覚えられなかった。。。)
ストックホルムのアーランダ空港に着いて、さて、リムジンバスに乗ってストックホルム市内に行かなくちゃ。バスのチケット売り場は入国してすぐのところ。窓口で"Hello"と言うと売り場のおねえさんも"Hello"とお返事してくれました。やった、英語だ!ストックホルム行きのバスのチケットを買って、バスの乗り場を聞いて、(空港でてすぐのところ。聞かなくても迷う人はいないはず)もうとまっているリムジンバスへ。
バスの入り口のおにいさんが"Hej"と挨拶してくれたので、"Hello"というと、すぐに"Hello"とお返事。ストックホルム行きってことを英語で確認して、バスに乗り込みました。英語が通じる、通じる!まず一安心。
ストックホルムの中央駅の前にバスが到着。地図を見ながらホテルの場所を探しに歩き始めました。事前に、通りには全部名前がついていて、建物の角で上の方に通りの名前が書いてある、と聞いていたので、手元の地図と斜め上を見ながら歩くこと約10分、ぜんぜん迷わずにホテル到着。ちなみに英語の streetがスウェーデン語ではgatan。通りの名前は全部「なんとかgatan」なので探すときも前半だけを見ればいいのでそう難しくはなかったです。
ホテルのフロントでもまず"Hello"。 フロントのおじさまも英語で応対してくれました。宿泊カードをもたもたと書いていると、ここには何を書く、とか、わかりやすい英語で教えて下さいました。ストックホルムカードつきの予約だったので、カードとガイドブックを出してくれて、ガイドブックには英語の説明もあるからね、と教えてくれました。朝食の時間は6時半から10時、"OK.Isee"と返事をしたのですが、自信のない顔に見えたのか、メモに書いて渡してくれました。とっても親切。部屋は4階、これも"I see"と言ったのですが、指を4本出してくれました。おじさま、ありがとう!!
翌日から2日間はストックホルム市内の観光をしました。博物館も美術館もセブンイレブンもカフェも全部英語でOK. 初日にコツをつかんだので、"Hej"といわれたらまず、"Hej"と答えてから"Hello"と言うと、あとは相手の方が英語で話してくれました。スウェーデン語で話しかけられてとまどったら、向こうから"What language?" と聞いてくれるので、"English please" 。これであとは英語にしてくれました。たいていスウェーデン語と英語のパンフレットがあるので、英語のをもらいましたが、ところによっては数ヵ国語のを置いてあり、そういうところでは日本語のパンフレットがありました。日本はJapan(ヤパン)、日本人は女性はヤパンスカ。(たぶん)ヤパンスカ?と聞かれたら、おもわず"Ja."(ヤー。Yesのことね)と答えますが、パンフレットは英語のと両方をもらうことをお勧めします。英語版のほうが詳しいし、英語のがカラーでも日本語のは白黒だったり、一部しか解説していなかったり。表示してあるのは英語なので、慣れてくるとパンフレットだけ日本語だと美術館、博物館は見にくい気がしました。 庭園とかに立て札で INTE という文字が見えたら「はいっちゃだめなんだな」と思うことにして、怒られるようなこともせずにすみました。
観光ボートや、ガイドツアーで、決まった時間しか観光できないところなどで、時間を教えてくれるときにはたいていメモを書いてくれたり、指で示してくれました。一度でたいてい聞き取れて、わかったっていってもどうも日本人は表情の変化やアクションが乏しいんでしょうね。それで、時間、料金なんかの数に関することは復唱してから"OK.I see"と言うようにしました。そうしたら相手の方も安心みたいでした。"Hej"と"Tack"しか言えないけれども、親切にしてもらったらうれしいので、"Thank you."のあとに"Tack"と言うように心がけていたら、にっこりしてくれるのでますます楽しい気分でした。
何かのアナウンスのあるところでは、スウェーデン語のあとにたいてい英語のアナウンスがありました。スウェーデン語は全然わからないけれども独特のリズムで、これはスウェーデン語だな、とだんだんわかるようになるから不思議。普段英語を聞く機会もほとんどなくて、日本では英語のアナウンスなんて耳に入らないのに、英語のアナウンスになるとパッと意味がわかって(わかるような気がして?!)英語を待っている自分が不思議でした。
ストックホルムから特急電車のX2000に乗ったときは長々としたスウェーデン語のアナウンスのあと、"Ladies and gentleman....."と英語のアナウンスが始まったので耳をすましたら、この電車ではいろいろサービスがあるので、知りたいことは乗務員に聞いて下さい、というシンプルなアナウンスで終わってしまいました。あららら。。でも、これが印象に残るぐらい、たいていのところでは英語でなんでも情報がはいってきていた、ということかもしれません。
メニューがスウェーデン語しか書いていないレストランでも、これ、なにか説明してください、とお願いすると、ちゃんと英語で教えてくれました。電車で隣に座った人に、どこまでいくのか尋ねたときも、ちゃんと英語で答えてくれました。(私が乗り過ごさないように頼もうと思ったのですが、同じ駅で降りるとわかってとっても安心しました。)私の英語力もたいしたことがないのですが、何度も繰り返さないと通じないということは全くなく、スウェーデンの方の発音も表現もとてもわかりやすく、言葉で困ることはありませんでした。大事なことは書いたり、地図やガイドブックを示したり、という、観光客への配慮がとても感じられました。
あちこちにある「i」のマークのツーリストインフォメーションではどこでもとても親切でした。無料のガイドブックやパンフレットがたくさん置いてあって、(日本語のもときどきありました)行き先や、乗り物の時間などが不安になったら、インフォメーションで確認すればとっても安心でした。
スウェーデンのきれいな景色、出会った人たち、ちょっとした事件(!)など、いろいろ印象に残ることもたくさんありました。他のことは機会があればまた書いてみたいと思います。 HPにおじゃまして、Bosseさんどうもありがとう。またいろいろ書けたら見てくださいね。わたしも早くHPをつくりたいと思います。
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