グレッグとは、赤ワインと色んなハーブのスパイス・ワインで、暖めて飲むから「スウェーデンのあつかん」とも言えるでしょう。ホットチョコレートのかわりにグレッグをサーモスに入れて出か ける人もいます。特に冬に飲むから、グレッグをクリスマスと連想する人が多いでしょう。
スウェーデン人は中世からスパイスワインを薬として飲んでいますが、16世紀にグレッグが登場します。言葉の語源はGlödgat Vin: Glödgaを日本語の辞書で調べると「ぶどう酒・ビールなどを砂糖・香料・卵黄などを入れて温める」ということだそうです。ドイツ等の国にも同じ習慣があります(ドイツ語ではグリューワインといいます)が、飲み方や味付けなどは国や地域によって異なっています。
レシピは数えられない程あって、「正しい作り方」というのはないでしょうが、次の材料が普通です。
赤ワインに:
シナモンスティック、 カルダモンの種、 チョウジノキ、 オレンジの皮、 レーズン、 ショウガ、 砂糖、 アーモンド等。
- アーモンドとレーズン以外のスパイスをワインと混ぜて、暖めます。頂く前に、ワインからスパイスを濾過して取り除きます。
- アーモンドは甘皮が取れるまで熱湯につけておきます。
- アーモンドとレーズンを暖かいワインに加えます(アーモンドとレーズンはワインと一緒に頂きます。スプーンを用意しておくと便利。)
スパイスだけは「グレッグクリッドル」(つまりグレッグスパイス)といい、ほとんどのスーパーなどで売っています。ミックス済みのワインはSystembolaget(国営のアルコール店)でしか買えません。(アルコールフリーのグレッグはほとんどどこの店でも買えます)。
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